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Shiftkey、ドローン始めました

2018/04/09

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政府の未来投資戦略2017でドローンが成長戦略のひとつとして定められ、地方創生の現場ではドローンの注目度が高まっています。Shiftkeyも、「地方創生EXPO 2018 に出展いたしました!」において、「しもつま空撮お便り米」としてドローン×地方創生のアイデアを展示しました。

おかげさまで注目度も高く、「ドローンに興味がある」「どうやって使うの?」といった質問をする方もいらっしゃいました。

ShiftkeyのドローンはDJI「Phantom 4 Pro」

ドローンの進化によって、空撮のハードルは大きく下がりました。現時点(2018年3月)においては免許も必要ありませんし、飛ばすこと自体は非常に簡単です。しかし、事故やトラブルを起こさず、安全に継続運用するためには、正しい知識と確かな技術が欠かせません。Shiftkeyもドローンを導入してまだ日が浅く、日々勉強と練習を重ねています。その知見をLocomedeianで、読者の皆さんと共有していきます。

Shiftkeyが所有するドローンは、DJI社の「Phantom 4 Pro」。DJIの一般向けドローンの最上位機種にあたります。

曲線を描く白いボディは、ドローンといえばこの形! というイメージですよね。

もしこれからドローンを導入するのであれば、この「Phantom 4 Pro」が断然オススメです! その理由は「ATTIモード」が使えるから。その理由を詳しくご説明しましょう。

「ATTIモード」は自転車で例えるなら補助輪なし

DJIのドローンはGPSを搭載しており、ドローンが自機の位置を測定しながら飛行します。これによって、何も操作をしないときはホバリング(空中で静止)状態を維持するなど、安定した飛行を実現しているのです。このおかげで、ドローンは初心者でも比較的簡単に飛ばすことができます。

しかし、GPSを利用できない場所で飛ばしたかったり、飛行中に何らかの要因でGPSを受信できなくなったりしたら? GPSが作動していないドローンは自分の位置を測定できなくなるため、風や慣性の影響で簡単に機体が流されてしまうのです。その場合、「当て舵」(反対方向に操作して機体の移動を打ち消す)操作による微妙な操縦が常に必要になります。

「ATTIモード」は、GPSの測位など、一部の機体制御機能を使わない操縦モード。DJIの一般向けドローンでは、「Phantom」シリーズのみ搭載されています。「Spark」や「Mavic」など他のシリーズは、GPSがオンの「Pモード」が標準で、GPSを受信できない場合、自動でATTIモードに切り替わるようになっています。自転車で例えれば、補助輪付きで安定走行ができる「Pモード」、補助輪なしで自分でバランスをとる「ATTIモード」でしょうか。

安全対策をしっかりして「ATTIモード」で飛行練習を!

「Phantom 4 Pro」のプロポ(コントローラー)の操縦モード切替スイッチ。

安定飛行が可能なPモードで操縦中、何らかのトラブルでGPSが効かなくなってしまった場合、コントロールを失って衝突や墜落のリスクが高まります。最悪の場合、第三者に損害を与えてしまうことも……。そんなシチュエーションに備えてATTIモードで練習しておけば、GPSオフ時の対応力が身につきます。それがPhantomシリーズをオススメする理由です。

実際、自分も練習時は原則ATTIモードです。風や慣性を常に意識した微妙なコントロールは一瞬たりとも気が抜けず、慣れるまでは少し動かすだけでもかなりの危険を伴います。そのため、プロペラガードを必ず装着し、室内飛行場を利用するなど、安全を確保した環境で練習しましょう。

Shiftkeyのドローンもまだこれから

Shiftkeyもまだまだドローンを練習中。今後、Locomedianでは自分たちで見聞きし、実践してみたドローンの練習方法を記事でお届けしていく予定です。

・日々のメンテナンスや練習方法
・ドローン練習施設の利用体験
・国交省の飛行マニュアル分析


などなど。みなさんの参考になれば幸いです!

この記事の著者

島田 喜樹(しまだ よしき)

Locomedian 編集・ライター/株式会社shiftkey プランナー・ディレクター/DJIスペシャリスト

埼玉県富士見市出身。高校まで地元だったけど勢いで札幌の大学に進学し、卒業後は埼玉にUターン。そのせいか会社の人からは盆や正月のたびに「札幌に帰るの?」と聞かれ、「地元は埼玉です」と訂正すること数えきれず。Shiftkeyのドローン担当。


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